びわ湖バレイから下ることにした。もちろん、歩きを極力減らすために、汁谷へはリフト使用である。予定としては、
夫婦滝-白滝-布ヶ滝の三滝の制覇である。
びわ湖バレイは久しぶりであり、新しいロープウェイには始めての搭乗である。最後尾に座り、動画を撮影する。
大学3年の夏にバイトしていただけに懐かしい場所でもある。昼食はびわ湖アルプス山荘の1500円のバイキング。
そして、汁谷へのリフトの往復キップを買い、出発した。
リフトは降りて、矢印に従って夫婦滝方面に歩き出す。夫婦滝までの道は渓流沿いであり、小滝もあり、非常に
美しいコースである。そして、30分くらいで小屋と案内板が現れる。そこを真っ直ぐ行くと、夫婦滝である。滝見台の
周辺にはロープが張られており、下には降りられないのでそこからの撮影となった。
白髭淵へは小屋まで戻り、右方に川を渡って行く。ただ、登山道はかなり川から離れ、高巻いたあと、急降下する
感じで帰りが思いやられる。そして、白髭淵の看板は現れたが、白滝はその下と早合点し、すべり石まで降りてしまった。
すべり石にはアベックがいたので、さらに登山道を降りることにした。そして、谷を見ると5Mくらいのきれいな現れたので、
三脚を立て、撮影に入った。しばらくすると、下流が騒がしい。なんと、沢登りの集団であった。その中の一人が私に
滝の名を聞いてきた。私は「白滝と思います」と言うと、他の人間が「白滝はもっと上や」と言う。撮影を終わり、登山道に
出ると、右岸に合流する谷の奥に布ヶ滝らしいのが光って見える。どうも勘違いしていたようで、念のための近くにいた
アベックに地図を見せて位置の確認した。布ヶ滝の滝前へのアプローチは難しいため、望遠で撮影を始めるが、滝が
明るすぎてうまく撮れない。
なお、白滝は帰りに寄ることになったが、滝前に行くと、先ほどの集団がこの滝をアタックしているところであった。問題
はここからの高巻き道である。嫌な予感が的中。足に違和感が現れた。しかたなく、三脚を杖替わりにしたが、歩くのが
やばい状態。しかし、リフト乗り場へは何とか最終の15分前で着いて一安心。そして、一気に水分を1リットルくらい取る。
やはり、山登りは行きが登りで、帰りは下りが理想であることを痛感した1日であった。
*地理院地図に情報追加
