元越大滝(滋賀県甲賀市土山町大河原/野洲川支流元越谷→野洲川)・・・2010/10

  新名神の土山ICを降り、ローソンのある前野の信号で国道1号に入る。ここを右折し、猪鼻の信号まで国道を走る。
あとは鈴鹿スカイライン方面に向かって進む。猪鼻から林道の入口までは約13.9kmで、車で22分程度である。そして、
ややデコボコな林道を500mくらい行くと、おなじみの左上写真の場所に着く。そして、この付近に他車の邪魔にならない
ように駐車した。
 元越大滝の情報をネットで検索すると、ほとんどが沢登り報告であり、林道から滝へのアタック情報はないようである。
ザイルは20mと10mの2本、地図は地形図だけでなく、沢の遡行図もリュックに入れ、足回りはスパイク長靴とした。
 ゲートの左を通り抜け、未舗装の林道を歩く。堰堤下のエメラルドグリーンの水の色には感動した。元越橋までは5分
程度で、さらに6分くらい歩くと猪足谷分岐に着く。橋を渡らず、左の道を行く。このあたりでGPSを忘れたことに気づくが、
さすがに車に取りに帰る気にならない。その後、林道は谷からやや離れるが、仙ノ谷が現れるまでもくもくと歩く。(20分程度)
 ここから、林道終点の間のどこかを降りるのだが、GPSを忘れたので意外にその場所が難しい。耳を澄ませて、滝音を聞き、
60度近い急斜面にザイルをたらして降りた。20mと10mでもまだ不足で、ところどころにタオルやコンビニの袋を枝に掛けて
目印にし、慎重に降下した。河原は滑滝、釜の連続の美しい光景で、元越大滝の上部に違いないと確信した。ここから、
滝下りをするが、すぐにスパイク長靴での下降の限界が来た。しかたなく、林道に戻り、100m程度下がったところから再び
河原への接近を試みた。こちらはザイルはもちろんスパイク長靴も不要な緩い斜面で、距離は長いが何となく踏み後が
ある。そして、数十メートルの遡上すると大滝が出現した。今回はトラブルもあったので、かなりの達成感が得られた。



*地理院地図を引用

駐車場所前ゲート 水の色が美しい。
元越橋 猪足谷橋(林道分岐)
猪足谷橋を渡らず、左折する。 仙ノ谷

*元越大滝の上部は滑滝、釜の連続で非常に美しい。

*元越大滝の迫力は写真では伝わらない。  

元越大滝
元越大滝下流
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