三筋滝(滋賀県東近江市茨川町/茶屋川→愛知川)・・・2011/07、2020/05

■2020.05
 この滝の変化についてはえだ2さんの記事を記憶しているが、2016/10とはいつものことながら
驚く。R421から茨川林道に入るが、この入口は見落としやすい。この林道は終点までは10km
ちょいだが、水溜りが多く、今は30分では無理で、40分以上かかると思う。時速20km/hも出せ
ないということだ。茶屋川は川幅も広く、穏やかな流れで、渡渉を何度も繰り返すが、長靴で
大丈夫だった。その昔、銀山があった蛇谷がほぼ中間点で、滝前には1時間ちょうどで到着した。
距離は約2.8kmだ。以前の写真(2011/07)も掲載するが、滝の形状の変化は明らかである。
なお、昔の三筋滝の写真については、鈴鹿の山と谷2(西尾寿一著)にあり、三本の流れが確認
できる。

■2011.07
  三筋滝は東近江市のかなり山奥にある滝で、信楽にある「三筋の滝」ではない。いずれも
道路地図に載っている有名滝であるが、そのアクセスには格段の差がある。信楽の三筋の滝
が舗装道の横にあって誰でも容易に拝めるのに対し、東近江の三筋滝は未舗装の水溜りの
多い道を30分ほど車で走り、さらに河原を約1時間遡上する必要があり、かなり根性のある
人間にしか見られない。
  昨年の秋には茨川林道が焼尾谷の先、また、この春は下の写真の場所が崩落して不通で
あったため、アタックを延期していた。幸い、この6月に改修完了したとのことで、早速行って
みることにした。問題は暑さとヤマビルであるが、河原歩きなら大丈夫と考えた。
 茨川林道は平坦ではあるが、未舗装で水溜りや落石が多く、終点まで約10.2kmなのにしっかり
30分はかかる。ただ、意外に人気スポットのようで、終点には車やバイクが数台駐車してあった。
 終点からは河原歩きになるので愛用のスパイク長靴に履き替え、茶屋川を遡上することにした。
歩き始めると、すぐに八幡工業山岳部と名古屋大ワンゲル部の小屋が右方に、そして左方には
天照神社が見えた。合流する支流は左からは木滝、右からは蛇谷と善右衛門谷の3本である。
 本日は水量が少なく、川通しで三筋滝まで行け、ヤマビル被害もなかった。また、かなりの数の
渡渉がこなしたが、長靴で濡れることはなかった。三筋滝には14時過ぎに着いたが、太陽が滝の
水流にのみを照らしており、写真撮影には悪いコンディション。しばらく、陽が陰るのを待ったが
ダメだった。
■標準的な所要時間
 茨川林道終点--(30分)-木滝出合-(5分)-蛇谷出合--(30分)--善右衛門谷出合--(5分)--三筋滝
 *蛇谷出合がこのコースのほぼ中間地点で、源二郎岩は木滝出合と蛇谷出合の間にある。

*地理院地図を利用
茨川林道入口 茨川林道終点
神社 木滝出合
蛇谷出合 小滝
善右ェ門谷出合 左斜面(ロープあり)
三筋滝(2020/05) 三筋滝(2011/07)
三筋滝(全体)
■2011.07
茨川林道入口 崩落地点(すでに改修済み)
茨川林道終点 林道終点からの茶屋川
名大ワンゲル小屋(水色の屋根) 天照神社
木滝出合 源二郎岩
蛇谷の手前(左方ショートカットで可) 蛇谷出合(ショーカットしないと見える)
善右衛門谷出合 右岸の小滝1
右岸の小滝2 三筋滝左方の斜面(かなりの急斜面)
三筋滝
三筋滝(遠景)

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