蟻ヶ滝/蓬莱峡の滝(滋賀県大津市坂本本町/権現川→大宮川)・・・2011/07        

  そろそろ登山道が整備されているかなと思って訪ねてみると、以前と同じ状態で「通行不可」の看板がある。
坂本ケーブルの駅で状況を聞いてみると、「責任は持てないが、行けない事もない」との返事。そこで、足回りを
スパイク長靴、そしてザイルをリュックに入れ、万全の状態で様子を見に行くことにした。
 比叡山高校の野球部部室とフェンスの間を通り、登山道に入る。尾根までは急坂だが、すぐに歩きやすい平坦な
道になる。道しるべがあるので安心である。もたて山/蓬莱峡の分岐を右方向に進み、谷に降りる。この斜面の
一部で土砂が道にかぶさって滑り易くなっている。この川の上流が蓬莱峡であり、突き当たりにチョークストーンの
滝がある。この時期、上流でゲリラ豪雨でもあれば、ここは逃げ場がない。蟻が滝へは下降点の対岸にある腐った
木の階段が登ることになる。ここも滑りやすい。登りきった地点からは道が不明瞭であるが、上方にしっかりした
登山道にあることがわかる。ただ、このような林を目印なしで進むと帰りに迷うことが多いので、私は中間点の木に
タオルを掛けた。上部の登山道に出たあとは左方に道なりに行くだけである。そして、谷を少し遡上すると蟻が滝が
見える。
 ザイルの出番はなかったが、やはり整備されてから行くほうが無難な滝と思う。
■標準的な所要時間
 登山道入口--(20分)--蟻が滝


*地理院地図を引用

比叡山高校のグラウンド(部室とフェンスの間を進む) 右の伸びる登山道
斜面を登った地点。このあたりからは平坦になる。 もたて山/蓬莱峡の分岐点
蓬莱峡の滝 蟻ヶ滝
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