神崎川源流の滝(滋賀県東近江市甲津畑町/沢谷、魚止谷→神崎川→愛知川)・・・2011/11

  「鈴鹿の山と谷3」を見ると、神崎川源流付近の沢谷、魚止谷、黒谷に滝マークがある。この付近に行く方法は
鈴鹿スカイラインの武平峠から雨乞岳へのルートを使うのが一般的である。ただ、この道は不明瞭で距離もある。
そこで、茨谷からいっぷく峠の道でアタックすることにした。登山地図にはないが、よく使われているようだ。
  登山口から川を渡り、踏み跡のある茨谷右岸の斜面をジグザグに登ると尾根に着く。ここから右に行くのだが、
この道は急斜面直登でかなりきつい。それでも、登山口から20分程度でいっぷく峠に着く。
  このいっぷく峠から雨乞岳への左方の踏み跡はしっかりしているのだが、下の登山道への踏み跡がはっきり
しない。仕方なく、右方に適当に進むとトユ状の登山道に合流した。ここからは赤テープが随所にあり、わかり
やすい。そして、何個かの道しるべのあるクラ谷分岐に到着した。前方右には小滝が見える。先客は雨乞岳方面
に行ったが、私は予定通り、沢谷を下る。かなりの高度感がある沢谷の滝の上部から右に降りると、本流に出会う。
上流がクラ谷、下流がコクイ谷である。すぐ右には魚止谷が合流する。
  沢谷の滝(15m)を正面から見るには、クラ谷を少し遡上する必要がある。この滝は滝筋が蛇行しているので、
うまく全貌を写真に収めるのは難しい。なお、遡上途中に右から合流する谷があったので引き返す時に寄る。
付近はゴルジュが発達しているので、滝がありそうな雰囲気である。案の定、1m、3m、6mと滝が続いていた。1m、
3mは容易に登れ、6m滝の写真を撮る。そして、次は魚止谷である。出合いに小滝があるが、あまりにもしょぼい。
そこで、少し谷を登るとさきほどの支流滝とよく似た形の滝が現れた。これが魚止滝であろう。
 あとは黒谷になるが、秋の午後は油断すると急激に暗くなり、道に迷う恐れがあるので諦めた。
■時間の目安
茨谷登山口--(20分)--いっぷく峠--(5分)--登山道---(15分)--クラ谷分岐--(20分)--魚止谷出合--(5分)--沢谷の滝


*地理院地図を引用(沢谷の滝)

茨谷登山口 茨谷右岸尾根
いっぷく峠 登山道
クラ谷分岐(左は雨乞岳、正面の川は沢谷) 沢谷の滝上部からの下降点(正面:魚止谷)
魚止谷入口の小滝 クラ谷左岸支流(右側)
沢谷の滝 クラ谷(沢谷の滝付近の上流)
クラ谷左岸支流の滝 魚止滝
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