登山ルートになっていないためと考えられる。4月下旬に雌滝手前までしか行けなかったので、
今回はリベンジとなる。小滝の多い渓流沿いの比較的広い登山道で、雌滝手前まで迷う
要素は少ない印象がある。 高山キャンプ場はすでにオフシーズンであるが、金糞岳への
登山客が何組かいたようである。高山夫婦滝を目指すのは私らだけで、キャンプ場の中から
写真のように滝谷林道を行く。10分くらいで左に小屋があり、2つほど橋を越えると道は直角
に左に曲がる。直進方向には道はないが、奥に滝が見える。これが写真に示す滝谷右俣の
滝（仮名）である。10m程度の高さがある美しい滝である。水の少ない雌滝より値打ちが
ある。左方向には渓流沿いに道が伸びる。小滝は多いが、見栄えのする滝は下の写真の
滝谷左俣の滝（仮称）くらいである。途中を崩落箇所が2箇所あり、完全に登山道が消
失している。このポイントをクリアして緩やかな登りを道なりに行くと、雌滝が遠景が見える場所
で行き止る。（前回はここまで） 雌滝へは数メートル上にある道を進む。ここの終点には
前回はなかったロープが設置してあり、これで何とか雄滝が見える場所や雌滝の滝前に廻り
込むことができた。なお、雄滝の滝前へのアプローチについては、危険なので無理しないほうが
よい。この日は雄滝の下部に虹がかかっていた。
*地理院地図を引用
