昨年は一の滝までしか行けなかったので、今回さらに上流の二の滝、三の滝を探索することにした。
おそらく、この知内川左岸に合流する支流を「足谷」と呼び、東方の571.6mの三角点の山が「足立山」
であると思われる。このあたりの情報はかなり薄い。
さて、一の滝まで容易に到達できるのだが、問題はこの滝をいかに巻くかである。滝前に行くと、やはり
左斜面しか方法がないように見えた。急斜面をトラバース気味に越えたが、帰りに右に道があるのを発見
した。滝の50mくらい手前から右に登るのである。滝を越えると二の滝まではまた河原歩きとなる。しばらく
して、美しい二の滝が姿を現した。途中、水が跳ね上がり、滝前は涼しい。この滝の越え方がまた難しいが、
左から木を掴んで何とか巻けた。この先はまた平流になり、谷は左右に分かれる。主流と思われる右に行く
と、三の滝が見えた。この滝は正面から見ると直瀑風に見えるが、右から見るとかなり傾斜が緩く、かなりの
意外感があった。
この谷は思った以上に水量が豊富で美しかった。一の滝はマキノ町誌に写真があるが、他の滝に情報は
皆無に等しい。素晴らしい出会いとそれなりの困難の克服で満足の一日となった。なお、ヤマビルには出会
わなかった。
■2012/08
高島市に用事があったので、ついでに気になっていたマキノ町の滝を探索した。車に付いている
外気温計は35℃を示す暑い日なので、下見という感覚で無理するつもりはない。
この滝に関する情報は「マキノ町誌」から得た。場所は路原（ちばら）よりやや上流の東側の谷の
支流で、一の滝（6m）、二の滝（8m）、三の滝（6m）と続くとのことである。
橋の向こうに車を置き、道の東を流れる知内川を渡り、支流を遡上する。川付近には薄い踏み跡
もあるが、沢を歩く場所もあるので長靴がよい。100m程度進んだ所で、正面が滝が見えた。均整の
取れた滝らしい滝で、誰にも知られずにひっそり落ちている。二の滝へはかなり急斜面を登る必要
があったので、今日はパスした。ネット情報はまだなく、写真は初出と思われる。
*地理院地図を引用（一の滝）
