木梶三滝(三重県松阪市飯高町木梶/木梶川→櫛田川)・・・2010/10、2012/11、2020/10

■2020.10
 木梶三滝の現在の状況も気になるので訪問してみた。8年ぶりである。木梶三滝(白滝、不動滝、女滝)は
近畿のマッターホルンとも呼ばれる高見山の南東にある。本流に架ける滝なので水量豊富で、特に白滝は高さ
もあるので、東日本で言うと長野県の番所大滝くらいの迫力がある。
 木梶三滝の不動滝、女滝へのルートが
困難なことは予想されたが、現在では白滝さえも観光感覚で立ち寄るのは難しいことがわかった。


■2012.11
  木梶三滝は2度目となる。前回は2010年10月で家族で来たため、白滝展望所のみであった。単独で白滝の滝前を
目指したが、展望所のすぐ先の「地獄道」を選択して引き返すはめになった。今回は滝前への「極楽道」を探すことと
未訪の不動滝、女滝へ拝むことが目標であった。ただ、台風の影響で登山道はかなり荒れているのと、行きが下りで
帰りが登りというのが心配な点である。
  白滝展望所までは何ら問題なく、約8分で到着する。問題は滝前への道であるが、今回は難なく「極楽道」を発見
できた。この道は最後の下りにロープが付いているが、特に危険という感じではない。
  不動滝、女滝は来た道の分岐を反対に行くわけだが、すぐに崩落地点があり、登山道は分断されている。しかたなく、
木に白い紐が巻いてある踏み跡を真っ直ぐ下る。すると、登山道に合流し、あとは難なく沢渡り地点に着いた。この地点
には以前は橋があったようで、その残骸が近くにあった。水量が少ないときの渡渉は問題ないだろう。そして、右岸を
しばらく歩くと左から支流が合流している。本流をそのまま進むと、不動滝が見える。ただ、ここから女滝への道は不明瞭
でルートファインディングのセンスが要求される。私は女滝の見える右岸の高所からザイルで降りることになった。なお、
女滝の形状は台風の影響で変化しており、中央部の出っ張りがなくなったようだ。
  不動滝、女滝は現在の状態ではかなり手強いので、滝マニア以外は白滝のみにしておくのがよい。

*地理院地図を利用
■2020.10の写真
西方から見た高見山 高見トンネル東口(紅葉はもう少し先がよい)
この付近もクマ注意! 一部を拡大
一部を拡大 入口(駐車場所)付近
分岐(左に進む) 分岐(鋭角的に左に)
通行止め 斜面の抜け落ち
通行止めの手前の登山道のテープ(下の登山道まで斜面で踏み跡薄し) 今は白滝展望所から滝は見えない。
降下ポイント(ここから滝へはしっかりした踏み跡あり) 斜面から見た白滝
白滝
■2012.11の写真
高見トンネルの紅葉 象の滝(木滝三滝への舗装林道の途中にある)
大崩落(女滝の対岸) 地獄道(×)
極楽道(○) 不動滝付近の不動明王
駐車場付近にある案内板
白滝(遠景)
不動滝
女滝
白滝(滝前から) 不動滝(遠景)
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