稲ヶ谷大滝(滋賀県甲賀市土山町大河原/稲ヶ谷→野洲川)・・・2010/08、2012/11、2020/05

■2020.05
 稲ヶ谷大滝は鈴鹿スカイラインの滋賀県側にある滝で、この付近ではこの滝が最も見応えがある。谷の入口は駐車可能で、雨乞岳へのマイナールートにもなっている。前回は2012/11で、もう8年半の時間が流れている。2つある小滝付近がやや難所である。下の小滝横の足場の狭い巻きと、上の小滝の岩場降下だ。いずれもロープがあるが、気を付けたい。大滝は高さ、水量とも申し分なく、秘境感もあり、かなりの満足感が得られるだろう。なお、上段の左は崩落でやや姿が変わった。滝前までは20分くらいを見ておくとよいだろう。
■2012.11
  稲ヶ谷大滝は県内の滝ベストテンに入りそうな素晴らしい滝である。問題点は小滝下の横を通行するときに滑落しそうな点と夏場の山ビルであろうか。

■2010.08
 先日、鈴鹿スカイラインの滋賀県側が武平峠まで通行可能なのを確認していたので、前から気になっていた稲ヶ谷を探索することにした。鹿鳴橋(ろくめいはし)が稲ヶ谷に架かっており、左方には駐車スペースがある。鈴鹿第二の高さの雨乞岳への登山口になっていることが道しるべからはわかるが、高巻道は転落や滑落の危険箇所が多く、中高年の登山コースとしては不向きと思われる。途中に現れる小滝がよく水木谷の滝(別途解説)と紹介されているが、水木谷の滝はこの谷の東にある東稲ヶ谷にあるので本サイトではこの上下2段の滝は稲ヶ谷の小滝としておく。この滝までは約10分である。さらに沢を登ると、左方に崩落地があり、そして大滝が現れる。その素晴らしさは道中の危険な思いを忘れさせてくれる。

*地理院地図を利用

■2020.05の写真
入口付近 滝への道
岩場の降下 大滝手前
下の小滝(右の落ち口が詰まり、左の流れが太くなった) 上の小滝
稲ヶ谷大滝(少し離れて) 稲ヶ谷大滝(滝前から)
■2012.11の写真
渡渉して左岸を歩く。 稲ヶ谷(少し進んだ場所)
小滝下
小滝上
稲ヶ谷大滝
■2010.08の写真
登山口 崩落箇所
外されている看板
小滝下
小滝上
稲ヶ谷大滝
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