鈴鹿川大滝(三重県亀山市関町坂下/鈴鹿川)・・・2011/12、2013/01

■2013.01
  この滝に関する情報は「鈴鹿の山と谷6」やHP「三重の滝紀行」くらいであまり見かけない。
「神大滝林道」という名前から坂下地区に小字大滝があるようだ。滝名は「坂下大滝」と呼ぶ
ほうがよいのかもしれない。今回は前回とは異なるアプローチ方法を見つけたくては、前回の降
下点の数百m先まで進んでみた。すると、上部には枯れ沢、川、大堰堤などがあり、降りれそう
な感じではあった。しかし、滝の上部に出てしまうとあとで困るので、結局、無難に前回の降下点
を選択することになった。道端の石が目印で、ここの斜面は緩やかで危なくはない。あとは左岸を
少し歩いたあと、川を遡上することになる。最後の小滝の直登は少しいやらしい。
  林道入口--[1.2km、16分]--橋(2)--[1.0km、14分]--降下点(3)--[6分]--
下の川(4)--[10分]--鈴鹿川大滝
  秘境の滝という感じで、達成感が感じられる素晴らしい滝である。なお、滝へ行く途中で、
高畑山、溝干山から迷ってこの林道を下ってきたお姉さんに会った。こんな場所で人に会うと、
ほんとうに驚く。
■2011.12
  この滝に関する情報は「鈴鹿の山と谷6」P176およびホームページ「三重の滝紀行」から得た。
電子国土で滝付近の地形をを見ると、林道から川への等高線は緩く、ザイルなしでの下降も
可能な感じである。滝名は「坂下大滝」とも呼ばれているようだ。 新名神土山インターから鈴鹿
トンネルを越え、2つめの右折道から神大滝林道入口に車を走らせた。ここで、想定外の出来事
が起こる。なんと、ゲートが閉まっているのである。諦めるか、舗装林道をもくもくと歩くか。悩んだあと、
やはり後者を選択した。そして、約30分後、左方にテープがある緩やかな伐採後の斜面を発見
した。赤テープが下方に続くので、これは臭いと勘が働く。斜面を150m程度下り、川を100m
程度遡上すると大滝がありそうな雰囲気になった。ただ、正面には深い釜の小滝、小滝手前から
右への高巻きはかなりの急斜面が立ちはだかる。仕方なく、小滝を直登すると、大滝がその姿を
現した。この時期はやはり 水量が少なくて迫力に欠いたが、苦労の末の到達で満足感はあった。


*地理院地図を引用

■2013.01の写真
(1)神大滝林道(入口閉鎖) (2)本流に架かる橋(橋の下流に小滝)
(3)降下ポイント (4)鈴鹿川(斜面を降りた所)
鈴鹿川大滝前の小滝 鈴鹿川大滝(小滝の滝壺後方から)
鈴鹿川大滝(入口付近から) 鈴鹿川大滝(滝前の奥から)
■2011.12の写真
神大滝林道(入口閉鎖) 本流に架かる橋(橋の下流に小滝)
降下ポイント 比較的緩やかな杉林
ゴーロを100mくらい登る 大滝手前の小滝(へつって直登)
鈴鹿川大滝
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