風折滝(三重県松阪市飯高町蓮/風折谷→宮の谷→蓮川→櫛田川)・・・2017/05

   風折滝は三重県トップクラスの滝であり、多くの方が滝前で感動したと書かれている。やはり、これは見ておく必要がある。水越谷出合までは登山道で約40分で行けるが、問題はそこから風折滝までが沢登りであり、さらに、穴潜りや岩登りなどの難所が3ヶ所あるとのでかなりハードなイメージがある。ヤマビルはしばらく雨が降っていないので大丈夫だが、虫よけスプレーは持参した。足回りはいつもならスパイク長靴だが、この日はラバーソールの沢靴(キャラバンKR-3R WIDE)にした。
  さて、駐車場に着いて滝行きの準備をし始めた。この時、大事件が発生。勝負カメラがないではないか。「ああ~」。取りに帰るわけにはいかない。行くのやめようか。テンションだだ下がり。気分は悪いが、三脚や予備レンズをなくせば、荷も軽くなり、いいこともあるかと慰めた。
  最初の難所は穴潜りで、リュックはロープで挙げることにした。しかし、かなり登りにくい。二つ目は滝横のヌルヌルの岩場で、ラバーソールが効かない。体を岩と直角にして腕力で登る感じだが、ロープの強度が心配になる。三つ目は岩場の角度はきついが、足場は少し楽である。そして、少し歩くと待望の風折滝が見えた。しかし、達成感はあったが、感動はなかった。水量が少ないためだろうか。
  この滝については、単独や軽装は慎むように看板に書かれている。脚力、腕力が必須。出合から風折滝まで40分は無理で、通常は1時間を要する。これからの時期は雨後のヤマビルに要注意で、この日は虫が異常に多かった。行かれる方は経験者に連れて行ってもらうのがベストだ。

*地理院地図を引用
風折滝分岐 難所1:穴潜り
難所2:ツルツル岩登り 難所3:垂直岩登り
風折滝
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