藤川谷の滝(滋賀県東近江市政所町/藤川谷→愛知川)・・・2010/12、2017/12

■2017.12
 藤川谷は滋賀県東近江市にあり、「日本コバ」への登山道にもなっている。日本コバが「鈴鹿10座」に指定されてから道も整備されたようだ。また、沢登りに谷としてもよく知られており、SawaNaviにも報告されている。夏場はヤマビルがかなり多いようだ。私の訪問は2010/12以来で、7年ぶりとなる。今回は私の好きな大滝(10M)と上流の2M8M滝を見ることにした。登山道入口はここで日本コバへの登山道を登るが、途中で道を外れる。そのポイントは「藤川谷-1」の黄色い看板の先の虎ロープの所である。その踏み跡の行くと滝が確認でき、急斜面を降下すれば、滝前に立てる。前回はザイルを出したが、今回はうまく斜めに下りたのでザイルは不要であった。この滝を右から巻き、少し上流に進むと美しい釜を持つ「2M8M滝」に出会える。(それなりに危険。十分な装備で!)
■2010.12
 藤川谷は永源寺キャンプ場付近から日本コバへ西に伸びている谷で、沢登りマニアには知られた存在である。「近畿の山・日帰り沢登り」という本に掲載されており、ネット情報もほぼ沢登り記事である。ただ、日本コバへのよく整備された登山道がこの藤川谷沿いにあるので、美しい10M滝へはアタックは登山道からも可能と考えた。車を藤川橋の少し先にスペースに置き、手前の階段を上がっていく。最近、200mごとの看板が日本コバまで設置されたので位置を確認しやすい。春日神社を過ぎると、川を渡って左岸を行くことになる。この谷にはかなりの数の滝が存在することは遡行図から確認し、主なものはネットの写真で頭に入れているが、登山道がかなり高巻くので滝の存在が確認しにくい。登山道からのアタックで重要なことは、耳を澄ませて滝音を聞くことである。10M滝で水量があれば、かなりの音になる。今回見つけた下降ポイントは、5/18の看板の少し手前である。ここからは木の生えた斜面を降りることになる。滑落の危険もあるので、20Mザイルは必要であろう。高さ、水量、美しさは申し分なく、美しさは県内でも上位にランクされると思う。ただ、夏は山ビルが多いらしい。

*地理院地図に滝位置追加
■2017.12の写真
駐車場所 滝への道
道しるべあり あと130m
藤川谷大滝(斜面から) 藤川谷2M8M滝
藤川谷大滝(正面から)
藤川谷2M8M滝
■2010.12の写真
藤川橋 登山口
200m. Post 春日神社
川を渡る。 下降ポイントはこの約100mくらい先
下流部に小滝1 下流部に小滝2
藤川谷大滝(10m)
藤川谷大滝(10m)
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