十津川村南方のR425とR168の分岐の先に赤い橋があり、南詰から少し入ると天空の郷「果無集落」の登山道がある。目的は滝なので、そのまま車道をヘアピンまで進む。ここから滝が見えており、この付近は車も駐車しやすい。入口付近には「果無めん滝」の新しい看板が立っていた。山と高原地図「高野山・熊野古道 伯母子岳」には「めん滝」が書かれているが、滝サイトの多くはこの滝を「さいめん・おん滝」としている。
　「さいめん滝」という名称には伝説があり、ここを読むと看板の先の滝はさいめん滝でなく、この上流の滝ということになる。以上のことから、当サイトでは下流の滝を「果無めん滝」、規模の大きい上流滝を「果無おん滝」とする。
　さて、果無おん滝への入口はヘアピンから少し上った場所にあり、滝の落ち口まで歩きやすい道がある。ただ、道から滝前へはかなりの高度差があり、容易ではない。下流の少し緩やかな斜面から下降を試みたが、浮石が多く、やや危ない。また、縄のある場所もあったが、下草で足場が見えないので断念した。かなり良い滝なので、時間の余裕のある時に再挑戦したい。