弁天の滝(京都府綾部市故屋岡町/早稲谷川→八代川→上林川→由良川)・・・2019/07

 「弁天の滝」は綾部市では「八反の滝」、「裏八反の滝」とともによく知られた滝のようで、イラスト地図看板にも書かれている。予備知識としては、「弁天橋の先200mあたりから見える。」というくらいだ。府道1号の「小仲」から小中橋を渡り、途中の分岐を右に行く。早稲谷川沿いの道だ。井根ヶ谷橋を渡らず、直進すると弁天橋の手前に鎖があって通行不能となる。左が「八反の滝」への道で、弁天橋を渡って直進が「弁天の滝」だ。200mほど行くと、左に連瀑が見える。林道からは下部は見えるが、上部は木々に隠れてよく見えない。「冴えんなあ~」と思いながら、滝前への道を探す。下部の滝前へはザイルがあれば、下りられそうだ。しかし、ザイルは車の中。それでは遡上しようと橋付近から攻めると、スパ長では微妙な廊下が立ちはだかる。やっぱり、ザイル下降かと方針変更した。斜面は浮石が多くて滑りやすい。ただ、支点を下方にセットすると、川まで距離はあまりないので難度が低い。いつものことだが、滝を正面から見ると道からよりは高度感がない。写真や動画を撮った後、登り返して手元を見るといつものステッキがない。「あちゃ~」。ザイル下降は面倒なので、ステッキ(約2,000円)を諦めるかを悩む。やっぱり、山にゴミはダメだ。リュックなしなら少しは楽か。そして、下降。相棒は、さきほどの場所に横たわっていた。忘れ物と出会いは不思議な感覚である。再度の登り返しに汗が吹き出る。ここで、この滝の上部への下降と歩きが必要な「八反の滝」、「裏八反の滝」へ行く気力がなくなった。残念。

*地理院地図に情報追加

小中橋 分岐:右へ
車止め 弁天の滝下流(少し鬱陶しい)
弁天の滝(林道から)
弁天の滝上流 弁天の滝(滝前から)
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