鍋津呂谷の滝(和歌山県白浜町久木/鍋津呂谷→日置川)・・・2019/08

 「八草の滝」へ向かう途中の沢には滝マークがあることは知っていたので、ついでに寄ることにした。従来は「一の滝」と呼ばれていたが、今は「鍋津呂谷の滝」が一般的なようだ。「日本の滝名鑑4000」は前者、「紀州の滝340」は後者となっている。川の遡上は長靴では厳しいので、裸足で進むが、1回で済まないのが悩ましい。そして、右岸の階段状の岩を登っていくと、ちょうど滝が見えるテラスを見つけた。ここは周囲が板状の節理に囲まれ、自然の造形美が堪能できる最高の場所であった。滝は高さだけではないと痛感した。「帰りは、また裸足か。嫌だなあ。」と上部を見ると、道らしきものがあるのを発見。水路の跡のようだ。そこは問題なく歩け、その先は水源かん養保安林の看板のある分岐に出た。この滝は水量が多い日でも濡れずに見ることができるのである。なお、この付近の岩石は海成層砂岩泥岩互層のようだ。

*地理院地図に情報追加
分岐:ここから行くと濡れない。 川を遡上
右岸を登る。 観瀑テラス
鍋津呂谷の滝 帰りの道
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